北海道を舞台にイトウをはじめとするサケ・マス科魚類と大地の繋がりに注目し、さまざまなフィールドワークを経て、精力的に作品を発表する写真家・足立聡さん。
自然と向き合う釣り人たちの内面を映し出す写真は、釣り人として水際に立つ、自らの経験が大きく影響しています。
大きな体を小さくたたみ、水生昆虫にマクロレンズを向け、その先には微小なプランクトンから巨大なイトウまで、ひとつの繋がりとして見えているのです。
北の大地が足立さんに何を訴え、何を語っているのか? お話をうかがいました。
足立 聡(あだち さとし)写真家
1962年北海道釧路市生まれ、札幌市内在住。美術専門学校写真学科を卒業後、札幌の写真スタジオに勤務。1993年よりフリーランスのカメラマンとして独立。幼少より釣りに親しみ、北海道の大地を舞台に釣り人を含む生物の循環を追いかける写真家。日本写真家協会会員。現在、イトウ他サケ・マス科の魚類などの作品を、雑誌などを中心に発表している。
映像制作◎田畑貴章 Movie by Takaaki Tabata