Fishing Cafe

Fishing Cafe ProjectWorld Fishing ReportFishing SalonMagazineBSTVMaking of Fishing Cafe
Top of Making






思い出の島を再訪 文◎木下卓至
今回、種子島取材に同行していただいたフィッシング・フォトグラファーの津留崎健さんは、福岡県久留米市の出身で大の釣り好き。写真を学んでいた大学時代は、ちょうどイシダイ釣りとサーフィンにハマッていた時期だったそうで、暇さえあれば九州各地の地磯や離島を釣り歩いていたのだという。その当時、イシダイ釣りの名所であり、サーフパラダイスといわれていた種子島へは、竿とサーフボードの両方を車に積んで上陸。キャンプをしながら、海が穏やかな日には磯から竿を出し、波のある日にはサーフィンを楽しむという、今思い出しても夢のような時間を過ごしたことがあるということだった。


青春時代の思い出深い経験だったこともあって、久しぶりの種子島は津留崎さんにとってずいぶんと感慨深かったようだ。ロケハンのために海岸線を走っていると、20数年前の記憶が次々と蘇ってくるのか、イシダイを釣った磯や波に乗った浜を見ては、ポイントを説明しながら臨場感たっぷりに思い出を語って聞かせてくれた。

津留崎さんは、シャッターチャンスを逃したくないからと、ロケ先にはタックルを持ち込まないのを仕事の上での信条としている。もちろん今回も、撮影機材だけを抱えて行ったのだが、昔の“夢の時間”がフラッシュバックしたためだろう、磯での撮影中に、珍しく「イシダイ竿を持ってくるんだったな〜」と溜息を漏らしていたのが印象的だった。