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スーツ姿に隠されたもうひとつの顔 (本誌P.59〜62) 文◎本誌編集部
著名アングラーの経験から、タックルの変遷と進化について語っていただく連載企画。これまで取材といえば、川か海、屋内でもご本人の趣味の部屋など、釣の匂いがプンプンと漂う場所で行ってきた。ところが、ところが、今号の取材のためにスタッフがうかがったのは、なんとあのサントリー本社だった。役員用と思われる広く立派な応接室に通されても、日ごろ馴染みのない雰囲気に、こちらは今一つ腰が落ち着かない感じだ。カメラのセッティングなどをしながら、所在なくウロウロすること数分。濃紺のスーツをビシッと着込んだ恰幅のいい紳士が入ってきた。

今回リールについてお話をうかがうことになった佐々木洋三さんは、関西を代表するソルトウォーターのルアーマンの一人。雑誌のジギングレポートなどで見かけることも多い。その佐々木さんのもうひとつの顔が、サントリー本社に勤務するビジネスマンなのである。もともと仕事の合間の趣味だった釣り。それがジギングとの出会いによって、より深く、より広くなっていったとか。趣味が高じてのこととはいへ、やがて社内に釣りクラブ『ルアー&フライ サントリーOPA!』を設立。自身では、台湾、オーストラリア、サハリンなどへ大物狙いの海外釣行へも精力的に出かけ、しっかり実績を残しているからすごい。

ビジネスマンとアングラー、見事に二足のわらじを履きこなしている。目の前にいるスーツ姿の紳士から、話のような釣キチぶりをすぐさま想像するのは難しい。けれども、そのぶんロッドを持ったときにどのように変身するのか・・・真の姿は次号の実釣編で見られることだろう。お楽しみに。