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着の身着のままマングローブへ  (本誌P.5〜16) 文◎遠藤昇
気力体力充実させて、LAからヒューストン経由で中米のベリーズ・シティへ。が、荷物が届かない。それもイボンさん他、LAから乗り込んだ人全員。しかも、船の予約は荷物を待ってはくれない。ロッジに無線を飛ばすと「体だけでも来い」。手荷物だけでターナフェ・アイランドに出発。到着早々、ガイドにショーツとキャップとタックルを借りる。メガネは顔の一部です、似合わないサングラスほど間抜けなものはない。しかも、借り物の道具はしっくりこないが、贅沢は敵。いざ出陣。

炎天下の中、ボートからマングローブの淵に重たいクレージーチャーリーを投げ込む、腕が痛くなるほど。で、その甲斐あって釣課爆発。イボンさん他、パーミットとの連続格闘。1匹30分也。ガイドは鼻高々。天は我らに味方したのか?しかし、日焼け止め、虫除けを行わなかった我々は、全員がロースとハム状態。しかも全身虫刺され。泣きごとをいわずにワッハハである。そして、翌日も荷物は行方不明。

それでも、海へ出発。スピードランナー、ボーンフィッシュの魅力には誰も勝てない。全身日焼けでボロボロになりながらもキャスティング、キャスティング…。魚は待ってくれない。今できることにベスト尽くす。ベリーズの教訓です。