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今回、釣りの撮影を依頼したジョン・ベイリーさん。モンタナ州の釣り人なら知らない人はいないという「ダン・ベイリー・フライショップ」のオーナーです。映画「リバー・ランズ・スルー・イット」のギャラティンリバーでの撮影の際に、ブラッド・ピットに釣り方を指導したのもこのベイリーさん。打合せをする後ろの壁の一番上に、ピッ君とのツーショットが飾られていました。
映画の中で、帰郷した兄さんと釣りに出かけた弟のブラッド・ピットが「シャドー・キャスティング」を見せた岩。ポスターにもなった有名な場所です。
同じく映画の中で、親子三人が釣りに出かけたとき、大物の鱒をヒットしたブラッド・ピットが、流されながら必死でランディングした場所。今日、流されてきたのはラフティングボードでした。
ベイリーさんの店でロッドを買い、店の前の広場でベイリーさんから直々に釣り指導を受けるカメラマン。「ポイントは手首を使うタイミング。こうやって、ここで離す。・・・ユーアンダスタン?」「OK,OK」。
撮影終了後、カメラマンはさっそくロッドを手に川へ。「俺にまかせとけ、釣るぞ〜」。午後8時。陽射しも和らぎ、川面に虫も飛んで、絶好の時間帯・・・が、しかし、昼間のベイリーさんの指導もどこへやら、フォルスキャストで後ろの低木にひっかけてばかり。「おっかしいなあ・・・」。モンタナの平原にカメラマンの「あっれ〜、また」の声が響き渡っていました。