テレビ番組や各地の科学イベントで活躍する米村でんじろう先生。子供たちに科学の楽しさを伝えるために、まるでサーカスの一団のように街から街へ、年間200回以上にも及ぶ科学イベントは、科学の正しい知識、面白さを伝えるものとして高い評価を得ている。 そのでんじろう先生の原風景は、幼少より親しんだ釣りや野遊び。受験勉強用の学習ではない、本来の学びの楽しい世界を求めて高校教師の世界から飛び出し、「実験を通じて科学を好きになってほしい」という想いを、自分の歴史のひとつとして実現している。 少年時代の遊び相手はフナ、オイカワ。そして今は、ヤマメやイワナなどの渓流魚をフライフィッシングで楽しむ。 サイエンスプロデューサーのパイオニアとしての苦悩。
その緩衝帯となったフライフィッシングなど、でんじろう先生の「釣りあってこその人生」を語ってもらった。
取材・文◎遠藤 昇 Text by Noboru Endo 写真◎芝田満之 Photographes by Mitsuyuki Shibata
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