ティエラ・デル・フエゴ島は、スペイン語で「火の土地」という意味だ。
まるでジェット機の轟音とともにやってくる、空気の塊のような強い風。
その強い風は、大地のあらゆる樹木の成長を妨げる。
まさに、不毛の大地を造りだす張本人でもある。
南米アルゼンチンの最南端に位置するそこは、
文字通り人を寄せつけない「最果ての地」なのだ。
写真・文◎バレンタイン・アトキンソン
Photographs & Text by R.Valentine Atkinson
訳◎松倉志信 Translation by Shinobu Matsukura
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