農作物を育て、家畜を飼い、家具を作る。
人はカントリーライフと一言で片付けるが、その一つひとつを丁寧に実践することは、並大抵の努力では成しえない、日々の積み重ねがあったはずだ。
しかも、スタイリッシュにスマートに。
夏は農場で大粒の汗を流し、冬は繊細に家具を作り、書斎で真剣に執筆活動に取り組む。
そして、春から秋にかけて気が向けば、近くの渓流でフライをキャスティングする生活。
北海道の大地でその厳しい自然と正面から向き合い、透明な溪魚たちと「一竿無心」な思いで対峙する藤門弘氏の釣り暮らしに迫ってみた。
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