この弧状列島、日本には、謎多き渓流魚の代表として「ヤマメ」「アマゴ」がいる。
天然魚の分布域は本州関東以北の太平洋岸と日本海側全域、九州の一部に分布し、体側には青色のパーマークが並び、全長 センチほどまで成長する。
しかし、「イワナ」と同様に地域性が強く、「ヤマメ」「アマゴ」ともにパーマークの形、サイズ、数など河川によってばらつきがあり、釣り人や研究者を悩ませる魚でもある。
そこで、渓流の女王とも呼ぶべき「ヤマメ」「アマゴ」の分類学的スタンスや魚と人との共生、民間伝承など、驚くべき古層の文化を保持する「ヤマメ」「アマゴ」に迫ってみた。
写真◎知来 要 Photographs by Yo Thirai
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