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● クチジロを守れ！母島凄腕漁師の活躍 −平賀秀明−●
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「小笠原諸島・母島で画期的試み」「日本初バグリミット・ルール」「最後の楽園守るぞ」。2000年、あるスポーツ新聞のフィッシング欄に、こうした見出しとともにある取り組みが大きく紹介された。
記事の内容は、小笠原諸島・母島の釣りを統括する小笠原村母島漁業協同組合が、日本で初めてバグリミット・ルール（釣魚採捕制限規則）を導入したことと報じたもの。
そのルールとは、『5キロ以下の石物はすべてリリース。キープできる魚は一航海に5キロ以上を一人1尾』という、これまで釣り放題だった日本の海釣り界ではインパクトのあるものだった。
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文◎木下 卓至
写真◎津留崎 健
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