● 藤原新也の「釣思彷徨」 ◎放浪の果てに己と和解する時間 ●
1969年の『インド放浪』にはじまる写真家・作家の藤原新也氏の彷徨。その人生にはいつも、寄り添うように「釣り」がありました。少年時代の釣り、海外で体験した珍しい釣り、書斎を構えた千葉県内房での釣り。夕暮れの磯で糸を垂れながら、「釣り」が生き方に何を与え、どう影響しているか・・氏が珍しく「釣り」について語るファン必読の特集です。
取材・文◎遠藤昇
写真◎石田昌隆