北上山地北端部の安家森(あっかもり)を源流部とし、多くの支流を集めて東に流れる三陸海岸野田村に注ぐ安家(あっか)川は、流程およそ50キロの原始河川のたたずまいを残す川。
その上流部にはカワシンジュガイが棲息し、その産卵を手助けするのが降海型ヤマメのDNAを強く残すヤマメだ。
カワシンジュガイと安家川ヤマメとの命の不思議な連鎖を、岩手県一関市在住の渓流釣り作家として有名な村田久氏にレポートしていただいた。
取材・文◎村田 久 Text by Hisashi Murata 写真◎知来 要 Photographs by Yo Chirai 取材協力◎安家川漁業協同組合
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