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● 玄界灘クロマグロ −フィールドの開拓、著しい日本のクロマグロゲーム− ●
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4〜6月に台湾東方海域で産卵し、孵化した稚魚は黒潮に乗り九州南岸から日本海と太平洋に分かれて北上するクロマグロ。そのクロマグロゲームが回遊各地で熱を帯びてきた。そこで、玄界灘を北上するダイナミズム溢れるクロマグロゲームのスペシャリストである八丸の八田雅司氏を取材した。
クロマグロ（俗称、ホンマグロ）。魚類の食物連鎖のなかで頂点に立つクロマグロがゲームフィッシングの対象魚として一部の釣り人の間で認められたのは、ここ数年のことだ。
夏季になると対馬暖流の北上に伴い、道西日本海〜オホーツク海と噴火湾の沿岸各地に来遊する。当然、これらの地域では、定置網、一本釣り、巻き網などで漁獲され、暖流性回遊魚の中で重要な海洋資源として、漁業者の関心も高まっている。
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取材・文◎遠藤 昇
写真◎津留崎 健
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