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● 伝説の釣り名人、かく語りき ●
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「私はイトウ釣りが好きなただの親父です。その技術を人に伝えてもたいしたことはない。でも、尻別川にこの先もずっとイトウが生息してくれれば、そんな素晴らしいことはないと思います。死ぬまで、そして死んでからもイトウの命を育んでいきたい。それが、イトウの生命圏に関わった使命だと思っています」
北海道の具知安に住む伝説のイトウ釣りの名人、草島清作氏は取材のなかでそう語ってくれた。
彼をはじめ、ヘラブナ、鮎などの淡水魚から日本人に親しまれた海水魚まで、往年の釣り名人は何に魅入られ、釣りを愛してきたのか。彼らが経験した様々な昔語り、そして釣りや魚に対する想い、そして変わり行く自然・・・。今回、特集では、釣りへのロマンやダンディズム、そして河川環境や後世へ責任など、名人たちの美しく枯れた釣りに潜む釣り人の理想を求めてレポートします。
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